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その「国産AIツール」は、エンジニアへの冒涜か
仕事で「ある国産生成AI開発ツール」の評価を頼まれました。
「ドキュメント作成からコーディングまで可能」という触れ込みでしたが、実際に触ってみた結果……評価以前の問題、正直に言って「ゴミレベル」と断じるほかありません。
ネット上の提灯記事には「画期的」などと書かれていましたが、末尾に「※案件記事です」の文字。なるほど、そういうことかと合点がいきました。
何がそれほど酷いのか。具体的に挙げればキリがありませんが、特筆すべきは以下の点です。
1. 「ファイル作成」という概念の欠如
プロンプトで要件定義ファイルを読み込ませ、「基本設計書を作成して」と指示を出す。ツール側は「作成しました」と威勢よく答える。しかし、どこを探してもファイルは存在しません。GitHub連携を確認しても音沙汰なし。
結局、チャット欄に吐き出されたレスポンスを、人間が手動でコピペしてファイルを作る仕様なのです。VSCodeの拡張機能も用意されていますが、実態はただの飾り。今の時代、CursorやCline、あるいは自律型エージェントを一度でも触ったことがある開発者なら、椅子から転げ落ちるレベルのチープさです。
2. 「国産」の皮を被った丸投げ開発の影
最大級に呆れたのは、国産ツールを標榜しておきながら、デフォルト言語が「English」に設定されていたことです。
推測するに、東南アジアなどの海外ベンダーに開発を丸投げし、日本側でまともなハンドリングも動作確認もせずにリリースしたのでしょう。タブを切り替えるたびにチャット履歴がリセットされるという、UI/UX以前のバグレベルの挙動も放置されています。
3. 素のLLMとの差別化がゼロ
ソースコードを生成させても、単にチャット欄にコードブロックが表示されるだけ。これを「開発支援ツール」と呼ぶのは、あまりに無理があります。素のChatGPTやLlamaをWebブラウザで叩くのと、一体何が違うのでしょうか。
結論:ライバルを研究してから出直してこい
今のAI開発ツール界隈は、凄まじい速度で進化しています。
自律的にエラーを解析し、自動修正してテストまで回すツールが台頭する中で、この「自称・国産ツール」は周回遅れどころか、スタート地点にすら立っていません。
「ドキュメントが作れる」ことが売りだそうですが、そのドキュメントを人間が手動で保存しなければならない時点で、生産性はマイナスです。
忖度なしの評価として、私は**「0点(導入不可)」**で報告します。
「国産」という言葉に甘え、エンジニアの現場を軽視したツールに、生き残る道はありません。
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