中世ヨーロッパの城に泊まりたい
子供の頃、テレビをつけたらルパン三世のカリオストロの城がやっていてその中世ヨーロッパ風のお城と美味しそうなお肉にくぎ付けになりました。田舎育ちであった私は田園風景と海と山は飽きるほどみてきてヨーロッパ風の建築物が皆無で見たことがなく衝撃を受けたのです。
お城といえば所謂日本のお城しか見たことがなく、時代劇ででるようなものは幸いなことに近くにあったのでそれも物珍しくみてました。城跡みたいなものがあるのですが、石垣の一部があるだけで城が本当にここにあったのかみたいなものもありました。
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一度でいいから見てみたいなあ～と思いながら大人になってようやく旅行にいける程度は贅沢できるようになりどこにいこうか調べてました。
そこでたどりついたのは「昔のお城がホテルになっている」という情報を手に入れたのです。まじか～アニメででてくるようなホテルに本当に泊まれるのか調べてみたところ驚くことにどうやら本当に泊まれるらしいぞということになり、初めてのヨーロッパ旅行に単身でスペインに向かいました。
何故スペインだったのかというといくつか理由はあります。
理由：ゴールデンウィークでベスト観光シーズンだった
私がみていたブログは残念ながら閉鎖されてしまい今では見ることもかなわないのですが、私と同じエンジニアの仕事されていてる方がスペインを推していたからです。また、バイクが好きだった為合わせて初めての海外バイクソロツーリングを実行する上でそのノウハウが記載されていたからです。レンタルの仕方とか旅行代理店とかが懇切丁寧に記載されていました。今でも感謝しております。
春に行くとタンポポの種がびっくりするぐらい飛んでいて、日本でいう桜がさいたような季節の風物詩みたいなもののようです。
理由：飛行機代がとても安かった
正確な記録を残してなかったのであれですが、私が初めてこの時いったのは2011年のゴールデンウィークを前倒ししてチケットを手配しました。その時の価格が往復で10万弱ぐらいで格安でした。今のように円安ではなかったのでそれもあるのだと思います。A380を成田から初めてのったのもこの時でした。これほど巨大な飛行機にのったテンションもあり窓の外を眺めていたのです。
理由：海外ツーリングが楽しそうだと感じたから
日本中大抵のところはツーリングにいって飽きてきた私は上記ブログの方が同じサラリーマンでありながら人生を謳歌する如く海外をバイクで旅をしている様子をみて私もやってみたいと思ったからです。私は結構思いついたら実行するタイプで直ぐに航空機の手配と旅行代理店に頼んでホテルやレンタルバイクなどを依頼させて貰いました。
私の場合はオーダーメイドタイプで、ツアーで参加したわけではないのですが初めて海外をツーリングされる方は私のようにいきなりソロツーリングよりもマスツーリングの方がよいかと思います。
スケジュールが私は合わなかったことがあったので(何しろ今すぐ行きたいと思ってしまった為)オーダーメイドで頼みました。
言葉の問題
言葉の問題は私は一切スペイン語も分かりませんし、英語も会話はできません。仕事柄読む機会はありますが言葉って喋れないと意味がないのですよね。後、スペインだとホテルや大都市であれば英語は通じますが私が行きたい田舎のほうだと全く通じません。私の発音の問題もあると思いますけど。
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そこで便利なのは、スマホ・・・ではなくポケットにいれておける小さな手帳です。旅の指さし手帳がとても役に立ちました。海外だと問題になるのがスマートフォンでも電波が全く届かないところがあります。日本になれているとわからない感覚ですが田舎のほうになると特に届かないケースがよくあります。なのでオンライン翻訳があるからいいだろって思うと痛い目にあいます。
後、ボディーランゲージで現地の人と大体コミュニケーションはとれるものです(笑)ガソリンスタンドに立ち寄って、食事を注文することはないでしょ?ガソリンいれにきたぐらい相手にもわかりますので、後は満タンかそうでないかを伝えて支払うだけです。逆にレストランでも食事にきているわけで大体簡単な言葉とボディーランゲージだけでどうにでもなります。
私はそれで現地の方に行きたい場所を聞いてお互い言葉は分からずとも通じて笑顔で分かれました。こういう旅は恥のかき捨てはいいと思います。聞いて喋って言葉とは覚えるものだと思いますね。
事前準備しておくといいもの
国際免許
当たり前ですが、免許センターにいって発行してもらってください。自身がバイクの免許をもっていればすぐに発行してくれます。一年間有効なので余裕をもってとりにいってください。
ナビゲーション
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これもスマートフォンの通信状況の問題で、田舎にいくほど電波が飛んでおらず受信できません。なので私の場合は今は販売終了しているガーミンのZumo660に以下の地図をセットして現地で使用しました。
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田舎にいけばいくほど地図情報が欲しいのにそれが使用できないスマートフォンのナビだと困るんですよね。ただ、海外製の地図データは日本のものほど高精度ではないのでそのあたりも踏まえて考える必要があります。ただ安いものではないので財布と相談して決めるとよいでしょう。私は言葉もよく分からず地名も分からないので道路の看板みてもピンとこないと思っていたので最初から準備して向かいました。
因みにGoogle Mapでも街中で案内される道路が「おい、そこ階段じゃね?」みたいな案内もあるので注意が必要です。これはGoogleというより地図データの精度の問題でしょう。小さな歩道とか案内される場合もあるので地図データだけを信じて走ればいい日本と違うことだけは肝に免じている必要がありますね。
レンタルバイク
先ほどの道祖伸さんに手配してもらったところですが、日本語が通じるレンタルバイク屋さんでとても貴重です。私の場合は空港まで向かいに来てもらいました(笑)なんだか申し訳なかったですが、日本人の方と結婚されている方ですので流暢に話をして注意事項を話てくれました。因みにスペインのオービスは日本のものとは違い1kmでもオーバーすると光るそうなので注意が必要です。街中に設置してあるということで用心していました。
直接やり取りするのもいいとは思いますが、面倒であれば全て道祖伸さんに任せておけばいいかと思います。
パラドール(ホテル)
これは私の方から事前に指定させて貰って道祖伸さんに依頼してたと思います。現地で交渉するのは難しいと思ってた為ですね。バウチャー(voucher)を持って見せたと思います。予約してるよっていうエビデンス(証拠)ですね。日本では中々ないですよね。
写真の場所はパラドール・アルマグロという素敵な場所でした。入口が重厚な黒い大きな木の扉だったのでどこから入ればいいのか分からなかったです。ディズニーランドみたいな日本にはない中世の建物ですからね。こちらは本物なんでしょうがランドもそういう意味では忠実に時代を再現しているのかもしれませんね。
建物の外観は上記の感じ。
中は超オシャレ。中庭を見ながら食事ができます。
部屋もびっくりするほどリフォームされているので、とても現代的で綺麗です。日本だと歴史的構造物に対してここまでリフォームするかというとクレームがきそうですがとても快適です。ある意味合理的なのでここまで建物が維持されているのもしれませんね。
スマートフォンとスマホ用SIMカード
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私は現地でプリペイドSIMカードを買っていましたが、今では事前に日本で購入できるようなので直ぐに使えるように予め購入していた方が便利かもしれません。現地だとまずお店を探すのに一苦労で、更に購入してからアクティベートさせるのが一寸面倒だからです。国際ローミングでも使用できますがアホ見たいに費用がかかるので絶対購入しておきましょう。不安であれば、多めに購入しておくことです。ネットもラインなどで通話もできますし通信専用のものでいいかと思います。
コンセント変換アダプタ
 | 価格:3433円 |
コンセントの形が違うので国内のものを持ち込む際には変換アダプターを事前に準備しておきましょう。なるべく小さいサイズのものでよいと思います。電圧のことも気にする必要があるのですが、自分が持っている機器の変圧のレンジをみておきましょう。大半は変圧器を別途購入する必要なく利用できるレンジに収まっている場合が多いです。どうしても対応してないものは変圧器が必要なので別途購入しましょう。
ツーリングバッグ
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ツーリングする為、キャリーケースなんてもっていけません。ヘルメットもバイク用のグローブやジャケットも必要です。更に雨に濡れても大丈夫な大きな袋が必要です。そんな時私がもっていったのはこのデグナーのマルチレインバッグ一つのみです。これにヘルメットも着替えもバイク必需品道具も何もかもいれて背中に背負ってツーリングしていました。サイドケースがついたバイクをレンタルしていたのですが日本と違って外におけません。ケース毎ホテルの部屋に持ち込まないといけません。
衣類圧縮袋
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おいおい～そんなんで服も何もかも入るのかよって思うかと思いますがからくりがありまして、衣類圧縮袋を用意してなるべく最小限の体積になるようにして押し込んでいました。また下着も服も最低限の数にし、ある程度汚れたものが溜まったらホテルのクリーニングサービスで選択してもらっていました。これで旅も楽ちんです。
ウエストポーチ
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現金や財布など大事なものは分散して持つようにしていましたが、ある程度はさっとだして対応したいので雨に濡れてもいいように防水のウエストポーチも腰回りにつけて移動していました。スペインの高速道路は「有料」と「無料」があるので有料の場合はチケットなどさっとだしてさっと支払う場合に必須です。
タンクバッグ
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タンクバッグは小さいものをもっていきました。バイク移動以外は先ほど紹介したバッグの中にいれて邪魔にならないように置き、バイクで移動する際はタンクに取り付けてました。
現金
予め日本でレートが安い大手銀行で事前にユーロにして持ち歩いてました。むこうのATMでカードで引き出す手もあるのですが、よく故障するそうでカードがそのまま飲み込まれることが頻度高くあると聞いておりましたのでATMは利用しませんでした。
クレジットカード
VISAかマスターカードを持っていきましょう。支払いはなるべくクレジットカードで支払い現金は最後の手段として残しておきました。アメックスは使えないと思った方がよいです。
GPSロガー
 | 価格:6990円 |
後で自分が走った場所を確認したい場合、GPSロガーがあると便利です。これがあるとGoogle Mapのマイマップに反映することができ私は今でも当時どこを走ったのか確認することができ思い出として記録として楽しんでおります。上記図のように自動で日にち毎に色分けしてくれ表示できます。細い路地裏までも分かるので、あーここ走ったんだなあと思い出すことができるのでお勧めです。
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因みに私が持って行ったのはソニー製のものでしたが今は販売終了してるようで残念です。電池持ちよくわかりやすかったんですがね。今では中古でしかないようです。
地球の歩き方・スペイン
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観光ガイド的に私はこれを事前に購入して持っていきました。これはあれば便利だなあぐらいですけど、観光するならばもっていったほうがよいでしょう。紙版の方が思い出として形として残るので私はこれをもっていきましたが電子版を事前にダウンロードしておけば荷物にはなりません。好みによって使い分ければよいかと思います。
アクションカメラ
 | 価格:71800円 |
私がいった時はGo Proは販売してなかったのでContourHDというマニアックなものをヘルメットに取り付けて使用していました。ただ、操作が滅茶苦茶しずらく直ぐに壊れたので今だとGo Pro一択でしょうね。
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これにチェストマウントで撮影した方がよいのではと思います。レンタルバイクなので傷つけずに撮影したいとなるとベターかなと。またハンドルに取り付ける場合と違ってブレを抑えることができるので宜しいかと。ハンドルとは振動との闘いになるので(タンクに取り付けるタイプであっても同様です)落下防止も兼ねてるかと思いますね。
総括
荷物は極限まで減らしていった方が無難です。ただ、どうしても省けない部分もあると思うので慎重に選定していったほうがいいでしょう。どうしても持ち運ぶ必要があるので背負える量に抑えておいたほうがいいです。あまり重いものもさけましょう。私は何だかんだでバッグにいれたものは結構重たかったです。